『猿駅/初恋』 田中 哲弥 | たまらなく孤独で、熱い街

『猿駅/初恋』 田中 哲弥

猿駅/初恋 (想像力の文学)

猿駅/初恋
田中 哲弥

(早川書房・想像力の文学)

初版:2009年3月25日
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「猿駅」

「初恋」

「遠き鼻血の果て」

「ユカ」

「か」

「雨」

「ハイマール祭」

「げろめさん」

「羊山羊」

「猿はあけぼの」

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期待と不安の久しぶりの田中哲弥。

ほとんどは面白く読めたが、そのほとんどに筒井康隆の影が見え隠れしてしまう。

 

以前何かで「田中哲也がもっと勤勉だったら日本SFも今より隆盛だったのに」というようなことを書かれたのを読んだ気もするが、これを読む限り「そうかなあ」という印象。

寡作なのを嘆いただけかもしれないが。