『原色の想像力』 大森望/日下三蔵/山田正紀・編 | たまらなく孤独で、熱い街

『原色の想像力』 大森望/日下三蔵/山田正紀・編

原色の想像力 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫)

原色の想像力 (創元SF短編賞アンソロジー)
大森望、日下三蔵、山田正紀・編

(創元SF文庫)

初版:2010年12月24日
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「うどん キツネつきの」(第1回創元SF短篇賞・佳作) 高山羽根子

「猫のチュトラリー」 瑞江田仗

「時計じかけの天使」 永山驢馬

「人魚の海」 笛地静恵

「かな式 まちかど」 おおむらしんいち

「ママはユビキタス」 亘星恵風

「土の塵」(第1回創元SF短篇賞・日下三蔵賞) 山下敬

「盤上の夜」(第1回創元SF短篇賞・山田正紀賞) 宮内悠介

「さえずりの宇宙」(第1回創元SF短篇賞・大森望賞) 坂永雄一

「ぼくの手のなかでしずかに」 松崎有理

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2009年に募集した「第1回創元SF短篇賞」に応募した612作から厳選された9作と、受賞作「あがり」が『量子回廊』に掲載された松崎有理の受賞後第1作。

 

で、第2回の募集ページを見てみる。

すでに締め切られているが。

賞金は印税か。

固定費でなく変動費で賄おうというのだな。

印税ってどれくらいなんだろ、10%くらい?

10%として10人だから1人1%か?

定価が1100円だから1冊11円として、1万部売れれば11万円か。

新人賞としては妥当なようなそうでもないような。

 

新人はよく「荒削り」と言われますが、どれもまとまってはいる。

その反面インパクトに欠けるのは否めない。

レベルはそこそこ高いんじゃないかな。

ミステリのアンソロジーでこれよりひどいのを以前読んだからね(しかもプロが書き手で)。