『クライアントの遺言』 ジニー・ハーツマーク | たまらなく孤独で、熱い街

『クライアントの遺言』 ジニー・ハーツマーク

クライアントの遺言―女弁護士ケイト (文春文庫)

クライアントの遺言―女弁護士ケイト
ジニー・ハーツマーク

訳:高野 裕美子

(文春文庫)

初版:1997年1月10日
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1994年の作。

女弁護士ケイトのシリーズ2作目らしい。

 

ケイト・ミルホランドは良家の出だが母と折り合いが悪く、今は弁護士事務所で企業相手の仕事をしている。

そんなとき、日曜の朝にクライアントの家に書類をもらいに行くと、敷地の外れで彼が車の中で銃で撃たれて息絶えていた。

商品先物取引でほとんど勝ち続けて財を成した彼には当然ながら敵も多くいた。

また、すぐ怒り出す性格から身内や会社の社員からも良くは思われてなかった。

誰が何のために。

 

まず、非常に読みやすくていいですね、訳文のテンポがいいのかな。

私の嫌いないちゃいちゃシーンが少ないのもいいし「肌を重ねる」などと死語に近いような控えめな言い回しが好感もてます。

しかし、弁護士といいウエディングプランナーといい、キャリアウーマンが主人公だと皆さん目も回る忙しさですね。