『冒険小説の時代』 北上 次郎 | たまらなく孤独で、熱い街

『冒険小説の時代』 北上 次郎

冒険小説の時代

北上 次郎

(集英社)

初版:1983年9月25日
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「小説推理」に1978年から1982年まで5年間連載したもの。

書評の形をとっているが、北上次郎の冒険(活劇)小説論と思う。

30年前なので、当然ながら知らない作家や読んだこともない小説が多い。

それにしても、むかーし冒険小説の「ぼ」の字も読んだことがなかったころに読んだ、内藤陳の『読まずに死ねるか』シリーズでは、紹介された本を「どんな本だろうか」とワクトキして想像したりしたものだが(その割には当時触発されて読んだのは『深夜プラス1』だけだが)、今回はワクトキがないな。

北上次郎の書き方のせいではないと思うが・・・。