『約束の土地』 リチャード・バウカー
約束の土地 | |
リチャード・バウカー 訳:木村 仁良 (創元推理文庫) 初版:1993年7月30日 |
設定はSFですが中身はミステリ、しかも私立探偵もの。
限定核戦争後から20年くらい経過したボストン。
まだまだ復興には程遠い。
第二次大戦終結後の日本のような状況だろうか。
私立探偵を始めた22歳のウォルター。
最初の依頼人は、自分はクローンだと言う。
自分を創った科学者を探してくれという。
こうしてウォルターの探偵稼業が始まりますが、初仕事は上手くいくのでしょうか。
そしてタイトルでもある「約束の土地」とはどこを指すのでしょうか。
意外に拾いものでした。
きれいにまとまっていますし、ウォルターの成長物語のようでもあります。
『上院議員』つーのもでてるらしいが、読んでみたいぞ(読めばー)。