『不思議のひと触れ』 シオドア・スタージョン | たまらなく孤独で、熱い街

『不思議のひと触れ』 シオドア・スタージョン

不思議のひと触れ (河出文庫)

不思議のひと触れ

シオドア・スタージョン

編:大森 望

(河出文庫)

初版:2009年8月20日

(2003年12月に河出書房新社y6おり刊行) 

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

「高額保険」(38年) 大森望・訳

「もうひとりのシーリア」(57年) 大森望・訳

「影よ、影よ、影の国」(51年) 白石朗・訳

「裏庭の神様」(39年) 大森望・訳

「不思議のひと触れ」(58年) 大森望・訳

「ぶわん・ばっ!」(48年) 大森望・訳

「タンディの物語」(61年) 大森望・訳

「閉所愛好症」(56年) 大森望・訳

「雷と薔薇」(47年) 白石朗・訳

孤独の円盤」(53年) 白石朗・訳

--------------------------------

「スタージョンの法則」が有名な作家ですが、考えたら(考えなくても)読んだのは初めてだな。

最初のとっつきにくさを越えてしまえば、あとは物語にのめり込むのは必至ですね。

 

難点が二つ。

次の作品を読み始めると、前の作品の残像が頭に残ってていけない。

作品間にインターバルが必要なようです。

あ、こりゃ難点じゃないか。

 

もう一つは、ディックといいスタージョンといい、どうして4回も5回も結婚できるんだ。

いや、別に4回も5回も結婚したいわけじゃないが。

特にディックはこの辺りを小説にすれば、念願の普通小説家に(もしかして主流小説家に)なれたかも知れないねえ。

そうならなくて、SFファンとしては良かったのだろうけど。