『完璧な涙』 神林 長平 | たまらなく孤独で、熱い街

『完璧な涙』 神林 長平

完璧な涙 (ハヤカワ文庫JA)

完璧な涙

神林 長平

(ハヤカワ文庫JA)

初版:1990年5月31日 

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いやあ、神林長平は凄いね。

今さらながら、だが。

 

生まれながらにすべての感情が欠落している少年。

喜びも悲しみも怒りも驚きも・・・。

遺跡発掘現場で発見された戦車のような機械。

その機械は自分に脅威をもたらした相手を、脅威の大小に関わらず完全に抹殺するようにプログラムされていた「完全報復装置」。

少年と機械が出会ったとき、機械が少年を脅威とみなした時、運命の戦いが始まる。

だがそれは、時空を捻じ曲げ「未来」と「過去」がせめぎ会う、さらなる「大いなる意思」の戦いの舞台に両者を巻き込んだ。

 

そうそう、これは過去の私から未来の(現在の)私へのプレゼントだな。

よくぞ買ってくれた。

よくぞ読まずにいてくれたw