『SF大将』 とり・みき | たまらなく孤独で、熱い街

『SF大将』 とり・みき

SF大将 (ハヤカワ文庫 JA (700))

SF大将
とり みき

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2002年9月30日

(1997年12月に早川書房より刊行) 

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『SF本の雑誌』を読んで、思わず買ってしまったぜ。

なるほど『SF本の雑誌』を読むと90年代のSFはクズなのか。

ならば、2000年代のSFはどうなんだろう。

 

この本はSFへのオマージュに愛にあふれています。

とり・みきがこんなにSFの人だったとは・・・。

ラストの「ソングマスター」がいいですね。

 

「待ってるんだよ、SF大将(マスター)を・・・」

「もうずいぶん長く長く待ってるんだ」

「凍てついた涙を溶かし、心を奥底から揺さぶる究極の魂の“SF”をね・・・」

「きのうSFマガジン30年分を古本屋に売った、ずいぶん身軽になったよ。あとはSF大将を待つだけだ・・・」