『さらしなにっき』 栗本 薫 | たまらなく孤独で、熱い街

『さらしなにっき』 栗本 薫

さらしなにっき

栗本 薫

(ハヤカワ文庫JA)

初版:1994年8月31日 

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「さらしなにっき」

「忘れないで」

「峠の茶屋」

「ウラシマの帰還」

「走馬灯」

「最後の夏」

「パソコン日記」

「隣の宇宙人」

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どこか懐かしい香りがするSF短編集。

小松左京風味の1編目、眉村卓をちらりと連想する2編目、田中光二の『異星の人』を彷彿させる3編目。

ネタがすぐ割れる4、5編目。

「滅び」がここでも顔を覗かせる5、6編目。

大笑いのラスト2話。

 

新鮮味は薄いですが、それぞれに「SFってやっぱりいいなー」と思わせる好短編集です。