『滅びの風』 栗本 薫 | たまらなく孤独で、熱い街

『滅びの風』 栗本 薫

滅びの風

栗本 薫

(ハヤカワ文庫JA)

初版:1993年2月28日

(1988年11月に早川書房より刊行) 

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「滅びの風」

「滅びの風Ⅱ」

「巨象の道」

「コギト」

「反歌」

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20世紀の終わり(世紀末)に人類は滅亡への道をたどる。

劇的な「死」ではなく、徐々に徐々に。

そんな思いをこめて書かれた物語なのだろう。

なので派手なシーンはなく、逆に思弁的な語りの部分が多くて読みにくい。

 

人類はどう滅びていくのか。

派手に滅ぶのか、静かに滅ぶのか。

すでにカウントダウンははじまっているのか、まだ望みはあるのか。

明日目覚めたあなたが「いつもの朝とどこか違う」と思われるようなら、もしかして滅亡は始まっているのかもしれない・・・。

.なんちて。