『ふたりジャネット』 テリー・ビッスン
テリー・ビッスン 初版:2004年2月28日 |
「熊が火を発見する」
「アンを押してください」
「未来からきたふたり組」
「英国航行中」
「ふたりジャネット」
「冥界飛行士」
「穴のなかの穴」
「宇宙のはずれ」
「時間どおりに教会へ」
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むむ、これは昔創元推理文庫のSFマークで読んだフレドリック・ブラウンのユーモアSFを彷彿させるような法螺話ですね。
実になつかしい雰囲気で楽しめました。
この作者は全然知りませんでした。
以前jettさんの記事を読んで気に留めていましたが、読んでよかった。
jettさん、ありがとう。
中でも「英国航行中」がいいですね。
おそらく米国人からみた英国人に対する皮肉のスパイスがたっぷりとかけられていることでしょう。
「冥界飛行士」はこの中ではやや異質でしたが、ラスト3編の《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズもなかなか。
河出書房新社もなかなかやりますな。
奇想コレクションの他の本も読まねばなるまいか?