『人面町四丁目』 北野 勇作 | たまらなく孤独で、熱い街

『人面町四丁目』 北野 勇作

人面町四丁目 (角川ホラー文庫)

人面町四丁目
北野 勇作

(角川ホラー文庫)

初版:2004年7月10日

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その一 「鱗を剥ぐ」

その二 「耳を買う」

その三 「首を振る」

その四 「皮を反す」

その五 「舌を出す」

その六 「肝を冷す」

その七 「頭を洗う」

その八 「鋏を使う」

その九 「腕を試す」

その十 「虹を探す」

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人面町で主人公が体験したことの連作短編集。

いつもと同じような(に見える)北野ワールド。

どこか懐かしい風景、だが一歩いや半歩踏み出せば全くの異世界、異形が跋扈する世界。

見えるのはほんの切片。

主人公はそこいらを飄々とあるいは恐れながらも歩いていく。

「かめくん」は登場しないが、説明が若干あった。

もしかして、北野ワールドはさまざまな作品で微妙にリンクしつつ大きな世界を形作るのか?

そうだとしても全貌が明確になることはないでしょう。

 

それにしても・・・。

何冊か読むと、どれがなにやら分からなくなってくる。

読むのが辛くなる。