『ハイペリオンの没落』(下) ダン・シモンズ | たまらなく孤独で、熱い街

『ハイペリオンの没落』(下) ダン・シモンズ

ハイペリオンの没落〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオンの没落〈下〉
ダン・シモンズ

訳:酒井 昭伸

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2001年3月31日

(1995年6月に早川書房から刊行)

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ふー、読み終えた。

心地良い余韻に浸っています。

まあ、100%満足ということはありませんけど、それに近いですね。

 

シュライクなどに翻弄され、散り散りになる巡礼者。

迫り来る蛮族・アウスター。

連邦存続の危機に〈コア〉が提案した恐るべき秘策。

さらに驚くべき事態が・・・。

 

広げられた大風呂敷が収束するところ、さまざまな謎が解明されるところはワクワクドキドキします。

『没落』はジョン・キーツが主役と言ってもいいですね。

それにしても20年近くも昔に、携帯やインターネット依存症を喝破したシモンズ恐るべし。

これは電脳世界への警鐘でもあるのか。

 

まだ遅くはない。

まずは読め。