『タイム・リープ あしたはきのう』 (上、下) 高畑 京一郎
タイム・リープ―あしたはきのう (上)
高畑 京一郎 |
- いや、これは傑作です。
- 時間SFの奥は深い。
- なによりも、過去へ戻って自分の都合のいいように改変しようとするストーリーでないのが好感。
- あることが原因でタイムリープの能力が発現してしまう鹿島翔香。
- ひょんな事から巻き込まれる若松和彦。
- このタイムリープは同じ時間を繰り返せない。
- そして、跳んだ時間にはどこかで戻らなければならない。
- 1日24時間1週間168時間を肉体は時間通りに進むが、意識だけは進んだり戻ったりしながらも168時間を順序は違え経験するのだ。
- なるほど、と思える設定です。
- そんな行ったり来たりの翔香を、正常な時間の流れの和彦が、話や体験を繋ぎ合わせて推理し翔香を助けようとする。
- さらに時間を改変しないように注意深く行動を起こし、タイム・リープの原因をつきとめるところは感動ものですね。