『エミリーの記憶』 谷 甲州 | たまらなく孤独で、熱い街

『エミリーの記憶』 谷 甲州

エミリーの記憶 (ハヤカワ文庫JA) エミリーの記憶
谷 甲州
(ハヤカワ文庫JA)

初版:2006年5月15日

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「逝きし者」

「死神殺し」

「猖獗戦線」

「竜次」

「過去を殺した男」

「ぼくの街」

「エミリーの記憶」

「L(ララ)」

「子供たちのカーニバル」

「宗田氏の不運」

「10年の負債」

「神の存在」

「響子と陽子」

「消えた女」

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20年くらい前に「SFアドベンチャー」というSF専門誌に掲載されたうちのノン宇宙もののSF短編集です。

 

うーん。

谷甲州の長編は読んだことがないけど、この人は長編向きなのかな。

と思えるくらい、どれも無難な感じでインパクトに欠けました。

つまり、読んだ端から忘れそうということ。

「猫の眼を通して建物の中を探る話があったよね」とか、「合言葉を忘れて基地に入れなくなったバカな男の話があったよね」とか、出来不出来は別にしてなんとなくでも印象に残る短編が一つでも二つでもあれば良かったのですが。