『マルドゥック・ヴェロシティ 1』 冲方 丁 | たまらなく孤独で、熱い街

『マルドゥック・ヴェロシティ 1』 冲方 丁

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) マルドゥック・ヴェロシティ 1
冲方 丁
(ハヤカワ文庫JA)
初版:2006年11月15日
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楽園の解体、覚醒する虚無。
 
いや~、相変わらず「濃い」ですねー。
続けて読むとアッチの世界に飛ばされそうで、休み休み読んでました。
まだ1/3かよ・・・。
 
『マルドゥック・スクランブル』の前日談。
ディムズデイル=ボイルドとウフコックは何故別れなければならなくなったのか。
友軍への誤爆がトラウマとなっているボイルド。
自分の存在価値を見出せないウフコック。
クリストファーのもと、研究所を離れてマルドゥックシティへ。
そこで彼らは自分たちの有益性を見出し、より強固な存在/仲間になるはずだったが。
 
シティを覆う裏社会。
そこにはボイルドのように、科学のメスを入れられた奴もいるようだ。
「マルドゥック・スクランブル09」はシティのみならず、ボイルドやウフコックをも救うことができるのか。
それとも、そんなものは消し飛ぶほど、裏社会に巣くう病気は深い/暗い/重いのか。
またれよ、パート2。
正直、読むのはしんどい。