『楽園の知恵~あるいはヒステリーの歴史』 牧野修 | たまらなく孤独で、熱い街

『楽園の知恵~あるいはヒステリーの歴史』 牧野修

楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワ文庫 JA マ 5-5 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史
牧野 修
(ハヤカワ文庫JA)
初版:2007年7月15日 
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「病室にて」
「いかにして夢を見るか」
「夜明け、彼は妄想より来る」
「召されし街」
「いつか、僕は」
「インキュバス言語」
「ドギィダディ」
「バロック あるいはシアワセの国」
「中華風の屍体(チャイニーズ・デッド)」
「踊るバビロン」
「演歌の黙示録(エンカ・アポカリプシス)」
「或る芸人の記録」
「憑依奇憚」
「逃げゆく物語の話」
「付記・ロマンス法について」
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主に2000年前後に書かれた短編です。
なんでこんな暑い盛りにこんな暑苦しい本を読んでいるのだ、と思わないでもなかった^^
読んでいると「あれ?どこかで読んだような気がする話しだな」とか「どこかで読んだような気がする文体だな」とか・・・。
「どこかで読んだような気がする話し」もインパクトがあればまだしも「いまさら読みたくもない話し」だから困っちゃう。
 
で、読み終えて表紙を改めて見直すと『楽園の知恵~あるいはヒステリーの歴史』。
どこが「楽園の知恵」で、どこが「ヒステリーの歴史」なんだ?
意味わからんわ。
 
牧野オリジナルというものは全く感じられませんでした。
まさかこれが牧野修のベスト短編とも思えないが・・・・・。