『幻影のペルセポネ』 黒田研二
幻影のペルセポネ
黒田 研二 |
- 気鋭のプログラマー各務秀則は、なぜ殺されたのか?
- 尊敬する先輩の死の謎を解くため、ネット上に構築された電脳空間〈惑星ペルセポネ〉にログインした来栖正孝は、秀則が〈ペルセポネ〉で操っていた分身《ノリリン》もまた仮想世界の中で惨殺されていたことを知る。
- やがて〈ペルセポネ〉の美少女《メグ》とともに犯人探しを開始した来栖を、虚実の世界を往来する巨大な悪意が襲う!
- だそうです。
- 〈ペルセポネ〉というバーチャル・プラネットというか仮想の街では、誰もがキャラクター(分身)を作り、そこで生活する事が出来る。
- チャットだけでは飽き足らない人には面白いのかな。
- ヤフーのアバターは作ったことがあるが、あれが動き回り、将棋を指したりできると・・・・・・面白いかも(^^
- パソコン雑誌の編集長に頼まれた原稿を書くために〈ペルセポネ〉にログインした来栖だったが、いきなり《アキラ》という人物の死体(もちろん、キャラクターですが)に出くわしてしまう。
- そこで出会った《メグ》と犯人探しを開始するが、各務秀則のキャラクターも殺されていて、さらに《アキラ》のマスター(現実で操作をしている人)も《アキラ》同様に殺されていた事を知る。
- 謎が謎を呼びます。
- 来栖が各務秀則の妹の菜摘に片思いしていたり、《メグ》にのめりこんでいったり、読ませます。
- 「犯人」が現れるまでは・・・・・・。
- PCの世界はよくわからんが、〈ペルセポネ〉のプログラムを自分に都合のいいように書き換えたり、IDやパスを簡単に盗む事ができるんでしょうかねえ。
- まあ、頭がいい人ならできるでしょうが。
- 犯人であることの証明も、重箱の隅をつつくみたいにゴチャゴチャとしてないで、一刀両断に決めてくれれば爽快だったのに。
- そこのところが残念だな。