『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介 | たまらなく孤独で、熱い街

『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介

向日葵の咲かない夏 向日葵の咲かない夏
道尾 秀介
(新潮社)
初版:2005年11月20日
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本の帯にはこう書かれてます。
 
本気で「物語をつくる」ってのは、こういうことさ!
僕と妹・ミカが巻き込まれた、ひと夏の冒険。
分類不能、説明不可、ネタバレ厳禁!
超絶・不条理ミステリ。
(でもロジカル)
 
ん~。
帯でほとんど説明されてますねえ(笑)。
 
口に石鹸を入れられ、足を折られた犬や猫の死骸が連続して町内のあちこちで発見されていた。 
夏休み前最後の日、僕(ミチオ)は学校を休んだS君の家にプリントを届けに行ったが、そこで見たのは首吊り自殺をしたS君の姿。
あわてて学校へ引き返す僕。
しかし、担任の岩村先生と警察がS君の自宅へ行くが、なぜかS君の死体はなかった。
 
事なかれ主義の父。
妹で溺愛し、僕を無視する母。
僕は9歳、妹は3歳。
ゴミ溜めのような家。
かつて、なにかがあったのか?
 
S君が死んだ1週間後、S君は蜘蛛の姿になって僕とミカの前に現れた!
そしてS君は「岩村先生に殺された」と言う。
さらに「僕の体を見つけて欲しい」とも。
 
こうして、僕ととミカのひと夏の冒険が始まる。
 
修羅場で最後にミチオが両親に言った言葉は、なにを意味するのだろう?
もう一度読み直さないと、ダメかな。