『蓬莱洞の研究』 田中啓文 | たまらなく孤独で、熱い街

『蓬莱洞の研究』 田中啓文

蓬莱洞の研究―私立伝奇学園高等学校民俗学研究会〈その1〉 (講談社ノベルス) 蓬莱洞の研究―私立伝奇学園高等学校民俗学研究会〈その1〉
田中 啓文
(講談社ノベルス)
初版:2002年10月5日 
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「蓬莱洞の研究」
「大南無阿弥洞の研究」
「黒洞の研究」
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伝奇とダジャレの幸せな融合ですね。
田舎の学校だと、裏に山があったり林があったりお墓があったりしますが、ここ田中喜八学園(通称:田喜-でんき-学園)の裏には、「常世の森」という、原生林のうっそうとした森があり、高いフェンスで入れないようにしてあるが、その中には大きな洞窟がいくつもあるという。
その洞窟の一つ一つに謎があり、田喜学園高等部の民俗学研究会の6人が図らずも事件に巻き込まれ、すごい発見があったかと思うと、ダジャレ的に収束してしまうものです。
その過程が楽しいんだな~。
 
なるほど、作者は「洞窟(ホラ)」とともに「法螺(ホラ)」の研究もしてたのね^^