『グラン・ヴァカンス-廃園の天使Ⅰ』 飛浩隆
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉
飛 浩隆 |
- 類稀なる傑作です!!
- 魅惑的なほど残酷にして、眼を閉じたくなるほど美しい。
- 仮想リゾート〈夏の区界〉。
- ゲストである人間の訪問が途絶えてから、すでに千年。
- そこでは残されたAIたちが「永遠の夏」を過ごしていた。
- だが、そこへ〈蜘蛛〉の大群があらわれ、破壊と殺戮をしていく。
- AIたちはそれを防ぐことができるのか。
- また、〈蜘蛛〉を操る者の目的はなんなのか?
- 飛浩隆の『象られた力』は知っていましたが、新人作家のハードSFかなと思い、触手が動きませんでした。
- いちみさんのブログ で「グラン・ヴァカンス」の記事を読み、これは読まずにはおられませんでしたが、読んでよかった。
- いちみさん、ありがとう♪
- 読んでいると情景が次々に浮かぶ。
- 物語に引き込まれるのではなく、囚われそうになる。
- 特に文庫の265ページから272ページにかけての描写はすごい。
- だから、少しづつ少しづつ読んでました。
- 作者があとがきで書いているように、まさに「清新で、残酷で、美しい」物語。