『笑酔亭梅寿謎解噺』 田中啓文 | たまらなく孤独で、熱い街

『笑酔亭梅寿謎解噺』 田中啓文

笑酔亭梅寿謎解噺 笑酔亭梅寿謎解噺
田中 啓文
(集英社)
初版:2004年12月20日 
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「たちきり線香」
「らくだ」
「時うどん」
「平林」
「住吉駕籠」
「子は鎹」
千両みかん」
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歌謡曲(死語か?)やポップスなどを口ずさむのはよくあることですが、落語のフレーズをさりげなく口ずさむ人が居たら、恐れ入谷の鬼子母神ですね。
もっとも、「ときそば」とか「まんじゅうこわい」くらいしか、私には通じませんが^^
 
悪ガキでどうしようもない竜二が、学校の先生の紹介でイヤイヤ落語家の梅寿に弟子入りすることになり、最初は馬鹿にしていた古典落語だったが、梅寿の芸に触れ落語をやってみようと思った。
というのは表向きで、竜二も竜二なら、梅寿は輪をかけてヒデーおっさんで、もう無茶苦茶・・・・。
そこをキッチリまとめた田中啓文はさすがです。
 
文庫化にあたって『ハナシがちがう!』 となったようで。
さらに2巻目の『ハナシにならん!』 が出ているようで、買うときは気をつけましょう。
さらにさらに、『わらばな』というタイトルでビジネスジャンプにこれを原作にした漫画が連載中らしい・・・・・・。
 
むむむ、田中啓文のブームが来るのか?w