『一週間のしごと』 永嶋恵美 | たまらなく孤独で、熱い街

『一週間のしごと』 永嶋恵美

一週間のしごと (ミステリ・フロンティア) 一週間のしごと
永嶋 恵美
(東京創元社・ミステリフロンティア)
初版:2005年11月30日 
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たまに行くブックオフに、以前『犬はどこだ』(米澤穂信)が半値で出てたので、もう少し待って105円になったら買おうと思ってたら、売れたのかなかった・・・・・orz
で、代わりに105円で買ったのがこれ。
ミステリ・フロンティアは背表紙が統一されてて、目に付いていいですね。
 
開沢恭平、母と二人暮らしで私立高校に通う。
碓氷忍(男)、恭平と同級生。中学時代のことは話したがらない。
青柳菜加、恭平と幼馴染にして同じアパートのお隣さん。今は弟と二人で住む。なんでも拾うクセがあり、その後始末に恭平はいつも翻弄される。
青柳克巳、菜加の弟、ゲームおたく。
タロウ、菜加が拾ってきた(!)子ども。
 
菜加がタロウを拾ってきた夜、タロウの家で男女4人が無理心中の事件が起きる。
親が死んだのなら、こっそり祖父母の家にタロウを返そうとするが、否応ナシに菜加やタロウに危険が迫ってきた。
 
さわやか、とは言わないまでも後味がよさそうな本かと思ったが、犯罪者たちがえげつなくてスッキリとはいかなかった。
女性に暴力を振るってはいけませんね。
じゃあ、男にならいいのか?と言われれば、もちろんダメですが。