『巡回洗脳班』 かんべむさし
巡回洗脳班―ザ・ショートショート | |
かんべ むさし |
- これは、昭和54年から59年にかけて発表された短編やショートショートですね。
- 1979年から1984年と書くより、昭和と書いたほうが古さを感じさせます。
- 誰も読めない中途半端に古い本を紹介してどうするんだ(^^
- しかし、短いせいもあり、非常に読みやすい。
- なかでも『雨の惑星』。
- これがすごい!
- 内容は、洞窟でいつ止むともしれない雨を眺めているだけなんです、極端に端折れば。
- ところが、これだけの話しなのに、イマジネーションをすごく喚起するんですね。
- 小説を読んで「私も書いてみたい」と思ったのは、これだけです。
- 書こうとしましたよ。
- タイトルは『優しい“雨”』。
- 雨が文明を溶かす話し。
- 雨が降り続き、ビルや橋や車や人が徐々に溶けていくんです。
- 途中で書けなくなって止めましたが(^^
- とにかく一時期のかんべむさしは目が離せませんでした。