『頭蓋骨の中の楽園』 浦賀和宏 | たまらなく孤独で、熱い街

『頭蓋骨の中の楽園』 浦賀和宏

頭蓋骨の中の楽園 浦賀 和宏
頭蓋骨の中の楽園
(講談社ノベルス)
初版:1999年4月5日
 
 
 
 
タイムマシンの発明。
地球の歴史そのものを超スーパーコンピュータ上で復元。
あなたは、どちらがあり得ると、あり得そうだと思うだろうか。
または、どちらに拒否反応を示すだろうか。
 
安藤直樹シリーズの3作目。
作者はこのシリーズを通して、希有壮大な物語(サーガ)を築きあげようとしているのか?
 
今回は首なし死体がいくつも登場。
本格ミステリ?
何故安藤直樹は笑わなくなったのか。
この作品を単独で読んでも、首なし死体の謎そのものは解決するでしょうが(しないかな?)、前2作からさらに広がった世界、謎の解明(?)、新たな謎、等々の目くるめく世界観にはたぶんついていけないでしょう。
一体、どこまで大風呂敷を広げてくれるのやら。
ならば、1作目から読むのが正しい読み方ですね(笑)。