『おおきく振りかぶって』(1) ひぐちアサ | たまらなく孤独で、熱い街

『おおきく振りかぶって』(1) ひぐちアサ

おおきく振りかぶって (1)


ひぐちアサ

おおきく振りかぶって(1)

(アフタヌーンKC)

初版:2004年3月23日

 

 

 

 

WBCのおかげで、野球人気もアップしたようでなによりですね。
スポーツマンガの王道といえば野球、それも高校野球だと思います。
有名どころですと、『ドカベン』『タッチ』などでしょうか。
パターンとして多いのは、やはり「目指せ!甲子園」。
サッカーなら「目指せ!国立競技場」。
ラグビーなら「目指せ!花園」。
将棋なら「目指せ!名人」・・・・関係ないか。
 
なんとな~く、表紙の絵を見て買ってみましたが、これが噂の「ジャケ買い」?
まあ、セ・リーグ開幕記念ということで(^^;
 
埼玉県の、とある田舎(?)にある公立の西浦高校。
野球部は今年から硬式になったばかり。
ここに三橋という少年が入ってくる(入らされたのか?)。
彼は中学時代3年間エースとして投げていたが、実はそのことが逆に後ろめたさになっていた。
たまたま投手がいなかったので、試しに投げてみたが、キャッチャーの阿部は三橋の特長に気づく。
しかし、暗い過去を持つ三橋は実に暗い性格であった。

もしかして、いままでにないキャラ?
しかしながら、三橋は本当に投手が好きで、そのために努力をしていたことが分かります。
 
まずは投手の三橋。
彼になんとか自信をつけさせたい捕手の阿部。
阿部は阿部なりに打算がありそうだが。
監督はうら若き女性の百枝。
隠し味は責任教師の志賀のワンポイントレッスン。
ここらへんが最初の巻でめだつ人物かな。
 
そして、最初の練習試合ではなんと三橋が中学の時の同級生が集う高校と!
三橋がエースをしていたため、中学時代はほとんど試合に勝てなかったと思っている元同級生たち。
そんな彼らに対し申し訳ないと思っている三橋。
そんな中、試合は始まる・・・・・。

 

最初の数ページは、なんだこいつはと読むのがイヤになったが、そこを過ぎれば結構サクサク読めて次巻が気になります。

拾いものの一冊でした。

続きを読みたい。