【第64期A級順位戦プレーオフ・羽生3冠VS谷川九段】 谷川九段が挑戦権獲得! | たまらなく孤独で、熱い街

【第64期A級順位戦プレーオフ・羽生3冠VS谷川九段】 谷川九段が挑戦権獲得!

 

【朝日新聞】

 

【棋譜再現】

 

きのう行なわれた第64期A級順位戦のプレーオフは、156手で後手の谷川九段が羽生3冠を破り、名人位への挑戦権を獲得しました。
終局が午前1時すぎというのが、大熱戦を物語っています。
 
戦型は後手一手損角換り。
127手目から先手の羽生3冠が王手ラッシュで後手王を詰ましに行きますが、わずかに届かず。
途中で不詰みなのはわかっていたでしょうが、30手もの指し手に羽生3冠の無念さがあらわていると思います。
ふりかえって126手目の局面は先手王は受けなしに見えますが、▲58金と寄ると詰まないようです。
以下、△88飛▲69玉△48銀成り▲同金△同飛成りだと、今度こそ先手玉は受けなしですが、先手に銀が入ったため、▲31角から詰み(らしい)。
 
谷川九段のタイトル戦は昨年の棋王戦以来。
名人戦は5年ぶりとか。
4月からの森内名人との7番勝負、熱戦を期待したいと思います。
 
なお、同日行なわれた王位戦リーグの佐藤棋聖-渡辺竜王戦は佐藤棋聖の勝ち。
これで佐藤棋聖は7連勝。
21日からの王将戦第7局に弾みがつくというものです。