『パラドックス学園-開かれた密室』 鯨統一郎 | たまらなく孤独で、熱い街

『パラドックス学園-開かれた密室』 鯨統一郎

パラドックス学園 開かれた密室 鯨 統一郎
パラドックス学園 開かれた密室
(光文社・カッパノベルス)
初版:2006年1月25日
 
 
 
 
鯨統一郎といえば『邪馬台国はどこですか?』 (創元推理文庫)ですね。
かなり笑わせてもらいましたが、2冊目をなかなか読む気になれず、ようやく手に取ったのがこれです。
 
「本当におもしろい本ほど壁に叩きつけたくなります」とか「開いた口が塞がらない傑作です」とか書いてあるので、いや~な気はしましたが一か八か読んでみました・・・・・・。
全編ギャグなのか?(たぶん)
でも、どこを笑えばいいんだ。
膝をたたけばいいんだ?
誰か教えてくれー。
 
アメリカにあるパラドックス学園パラレル研究会。
部長は、エドガー・アラン・ポー。
副部長がコナン・ドイル。
先輩にモーリス・ルブラン、アガサ・クリスティ。
新入会員が、エラリー・クイーン(2人)、ジョン・ディクスン・カー。
そして、ワンダー・ランドことG・K・チェスタトン。
 
時代を超えて、大学生として一同に会した面々。
しかし、この世界にはミステリ小説が存在しない。
その代わり、小説と同じ事件が実際に起きる。
なぜ?
ここは平行世界(パラレルワールド)か?
シェルターでの完全密室殺人を契機に、謎が少しずつ露わになっていく。
 
が。
このオチはなんだ?
真面目に書いたのか?
お笑いで書いたのか?
どっちにせよ、私には面白くなかった・・・・・・。