『まずは一報ポプラパレスより』(全2巻) 河出智紀 | たまらなく孤独で、熱い街

『まずは一報ポプラパレスより』(全2巻) 河出智紀

まずは一報 ポプラパレスより (ジャンプジェイブックス) まずは一報 ポプラパレスより
河出 智紀
(集英社・ジャンプJブックス)
初版:1996年10月9日 
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まずは一報ポプラパレスより〈2〉 (ジャンプジェイブックス) まずは一報ポプラパレスより〈2〉
河出 智紀
(集英社・ジャンプJブックス)
初版:1998年4月30日 
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うーん、軽い。
実に軽いノリです。
第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作だそうです。
当時はこのペンネームだったんですな。

とある小国・ウルムスターに、巨大なイウォーン帝国からのスパイとしてもぐりこんだ男、デューイ=トランス。
ウルムスターは代々女系が王となることになっていて、病に臥せっている現女王の娘、グリーナ=テオ=ウルムス(17歳!)が実権を握っているが、3人の兄は面白くないわな~。
さらに、半島同盟の盟主レンツェルゲン王国の国王、ジャンリュック=レンツェルゲン三世(16歳!)がグリーナ王女に「ホ」の字で(この表現は死語か?)・・・・・・。
 
ウルムスターを狙うイウォーン帝国。
グリーナ王女を狙うレンツェルゲン三世。
ウルムスターの玉座を狙うグリーナの兄。
まあ火種がたくさん。
 
ポプラパレスとは、ウルムスター王国行政執行府。
そこへ潜り込んだトランスがウルムスター及びグリーナ王女の危機に取った行動とは?
サクサク読めて後味もいいですな。
読み応えはチョット不足気味ですが。
 
ともあれ、小川一水の記念すべき第1作(かな?)ということで。