『幻影博覧会』(1) 冬目景(とうめ・けい) | たまらなく孤独で、熱い街

『幻影博覧会』(1) 冬目景(とうめ・けい)

幻影博覧会(1) 冬目 景
幻影博覧会(1)
(幻冬舎・バーズコミックス)
初版:2005年1月24日
 
 
背表紙でタイトルを見ただけで買っちまった。
大正時代の東京が舞台。
探偵事務所を細々とやっている松之宮。
時代設定のせいもあってか、飄々としている感じ。
そこへ助手としてやってきたのが、謎めいた少女真夜。
 
一つひとつは短編で、事件が起き、解決する。
推理ものか、ハードボイルドものかと問われれば、どちらでもない。
そこらへんを期待すると、なにやら中途半端。
 
真夜はかなり賢いが、強烈な印象があるわけでもない。
ストーリーも淡々としている雰囲気。
ここらへんが作者の持ち味なのか。
しかしながら、ラストで真夜が予言めいた事を言う。
 
次巻に期待がかかるとこだが、雑誌連載に4年を費やしてやっと1冊だからな。
すっかり忘れてしまいそう。