武雄市では、民間企業が運営する市営図書館として話題を呼んでいる図書館を視察してまいりました。
事業主体は武雄市、企画サポートをカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社がしており、改築の段階からカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が入ってマーケティングをする等、行政と二人三脚で作ったのがこの図書館です。
今年度の4月、5月の来館者数は前年度比で466%、貸出冊数は203%と大幅に前年度実績を上回っている一方で、運営費は1.2億円から1.1億円に圧縮。民間企業の底力を感じました。
この図書館には蔦屋書店やスターバックスも入っており、図書館はこれらのテナントから賃料収入が入るので、それも運営費に充てているようです。スターバックスは本来市場の小さいところには出店しないのですが、武雄市図書館内の店舗の売り上げは全国4位にあたり、横浜のみなとみらい店よりも売り上げがあるそうです。官民双方にメリットが出た典型例に感じました。
相模原市においても様々な施設でこういった民間活力を使っていかなければいけない事を改めて感じ、今後の参考にしてまいりたいと思います。