ピアノの楽器としての魅力 | ~伊藤慧のドレミDiary♪~

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★大田区萩中のピアノ教室・Kぴあのカンパニー★
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おはようございます♪ピアニストの伊藤慧(keiklavier0930基本タイプ)です。

先週フリース着てたと思ったら、今日は半袖に・・・びっくりなんじゃこりゃ。

 

 

さて、この秋Kぴあのカンパニーでは、以前からお待ち頂いていた方々数名の

体験レッスンを行いました♪ 長らくお待たせしてしまい申し訳ございません。

 

楽器の相談を受けることもあるので、少しお話したいと思います。

まずは、アプライトピアノから。

 

アプライトピアノのメリットは、なんといってもコンパクトで家に置いても場所をとらないことですよね。

弦を縦に張っているので、縦長なのが特徴です。

一方、グランドピアノは弦を水平に張っていて、楽器としての豊かな表現力が魅力です。

 

この縦と横の差ですが・・・

 

ハンマーが弦を下から叩くグランドピアノでは、 ハンマーが自分の重さで

自然に戻るから、素早く次の音に備えることが出来ます。

 

これに対し、アプライトピアノは、ハンマーが弦を横から叩くので、ハンマーが戻るのに

スプリングの力を借りねばならないので、次の音への準備に時間がかかるのです。

比べてみると・・・

 

アプライト→ 素早い連打に限界あり(1秒間に約7回 打鍵可能)

グランド→ 素早い連打もスムーズ (1秒間に約14回 打鍵可能)

と、演奏する上でどうしても限界の違いは現れてきてしまいます。

 

とはいえ、グランドピアノであってもフルコンサートピアノと小さなグランドピアノでは、

弾き方ももちろん違ってくるので難しいところですね。

だからコンクールや本番前は、よくフルコンの置いてあるホールでリハーサルをする人が多いですよね。

 

私が幼い頃からお世話になっていた先生は、コンクール繁忙期になると、必ず毎週末ホールを借りてくださってリハーサルとして全員練習をしていました。

 

やはり日頃から、フルコンを弾きこんでいるかどうかは本番で現れてしまいますから・・・。

大人になった今でも本当に先生に感謝しています。

 

幼い頃は、自分の楽器を持ち歩いて直前まで触っていられる他の楽器(ヴァイオリンとかフルートとかクラリネットとか・・・)を羨ましく感じることもありました。

ピアノの控え室はみんな楽譜の上でトントン!するだけなので(笑)

 

試弾時間を設けてくれているコンクールもありますが、ほとんどは一発勝負の演奏だと思います。同じホールでも、観客の入りや季節によって、またピアノの状態によってホールへの響き方は異なりますよね。瞬間の響きは、その時にしか感じ取れない唯一のものですから、一期一会の出会いと思って楽器の響きを楽しんでほしいですピアノキラキラ

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