映画「昼顔」(25) - こうしてメービウスの環は閉じられた | 映画探偵室

映画「昼顔」(25) - こうしてメービウスの環は閉じられた

カーテンを閉じた部屋の中では、セヴリーヌがメイドのマリーと何かの仕度をしている。
カーテンの中では 仕度とは







薬を運ぶ 車椅子だ







                                       車椅子に乗っているのは誰?                                         

じきに新聞が 下着を燃した暖炉








マリーが熱心にてつだってくれるの

「じきに新聞が届くわ。読んであげるわね。(注:あの下着を燃やした暖炉であることをお忘れなく:探偵)

マリーがよく手伝ってくれるの。お見舞いも大勢。

教授がきっと治るって。」


「あなたの目もかなり良くなってるわ。」

必ず治る あなたの目も良くなり



夢を見なくなった
「不思議だけど、事故以来あの夢を見なくなったの。」






「あら、もうお薬の時間ね。」
ふと物音が もうお茶の時間ね







薬を入れる 薬を飲ませる



ユッソン様が見舞いに




「ユッソン様がお見舞いに見えました。」

「行くわ。」

「セヴリーヌ、不意に訪ねてきてすまんね。」


行くわ 不意にたずねて








見舞いが遅くなった 「彼に?まだ口がきけないの。」

「お見舞いが遅くなってしまった。旅行に出ていたもので。」



「君は女学生みたいだな。」(おいおい、ブルセラマニアか?、探偵)

「彼に話すつもり?」

「何もかも。」     「なぜ?」
女学生みたい 彼に話すの?






「落ち着いて。彼は全身麻痺で、君が献身的に世話をしている。彼は負い目を感じているんだ。bbb だから君のことを話す。初めは苦しんでも、楽になれる。」全身麻痺






「僕を残酷な男だと?僕を残酷な男だと  行こう。立ち会うかね?」行こう









部屋に入るユッソン ボンジュール、ピエール!




セヴリーヌはじっと待った...

やがて部屋から出てきたユッソンは無言で立ち去った。


じっと待つ 部屋から出てきたユッソン


黙って帰る 出て行くユッソン








部屋を覗く ピエールは1








ピエールは2 呼びかける









ピエールのアップ ピエールの見えない目からは涙が流れていた...






セヴリーヌは再び刺繍を取り上げると、先を進めた。
刺繍を始める 刺繍を手に







ためいき
時計の音ばかりがコチコチと響く....






ピエールの手が何かを語ろうとしている...

泣いているピエール パンダウン








ピエールの涙 麻痺した手






頬をつたう涙....

ふと、セヴリーヌの耳に物音が.. あれは、カウベル!
気づくセヴリーヌ え?








微笑む





「あら!」

「何を考えている?」


ピエールの笑顔 何を考えている?








あなたのことよ 「あなたのことよ。」

    カウベルが鳴り響いている..



「喉がかわいたな。一緒に飲もう。」

ピエールは酒を取りに行った。

     どこかで猫が鳴いている。


喉が渇いた 歩けるピエール

乾杯 抱き合う








聞えた?馬車よ

「氷はいる?」

「いいよ。2月に休暇がとれる。旅行に行こう。」

「山がいいわ。」


どこからか馬車の鈴の音が聞えてくる。

「聞えた、馬車よ。」



カーテンを開ける ベランダに出る



穏やかな表情
鈴の音と共にやって来た馬車には馬車が来た
馬車が来た2
もう誰も乗っていない。




馬車




通り過ぎる馬車





えんど 道