少数派... | ν wackyの釣歩記

少数派...

定例会ネタが途中のままですが、新年最初はこのことを書きたいと思います。

「釣り人のマナー」についてです。
いままではヤンワリ書いてきたネタですが、このままでは趣味である釣りを楽しめなくなりそうな感じがしていますので、キツめに書かせていただきます。

私は釣り場でよく耳にすること・・・
「岡山の人はマナーが悪い」
一つのポイントで聞くだけなら、ある程度限られた人なのかな・・・と思うのですが、結構いろんなところで耳にします。
岡山在住の私には悲しいことです。
一部の方のことを指しているのだろうと思っていましたが、ここまで耳にすると大多数の方がそうなのかもしれないと思い始めました。

このことは岡山人に限らず、
いろんなところで
いろんな人たちが
明らかに釣り人が出したであろう「ゴミ」が釣り場に散乱し、住民の方の迷惑になり、釣り禁止の場所が増えてきているのを肌で感じています。

極論で言えば「そこに釣り人が来なければ、釣り人が出すゴミは出なくなる」だから釣り禁止にする・・・に至るのだと思います。


「釣り」は私にとって、様々なストレスから解放され、心が癒される「最高の趣味」です。

私のような、釣りがそんなに上手ではない者にとって、釣りで重要なのは・・・
①ポイント
②タイミング
③そのポイントとタイミングにリンクさせることのできる道具
④テクニック

私には、この中で①ポイントと②タイミングは
割合でいうと9割以上を占める感覚です。

私みたいなテクニックのない者には、釣りは「釣り場」がなければ成り立ちません。

魚が釣れるポイントには人が殺到します。

そしてそこに釣り人が出したゴミが増えます。

釣り禁止になる。

遊べなくなる
釣りができなくなるという悪循環がはじまります。

釣り人の「質」が問われています。


その釣り場を
ネットで知った
ブログで見た
雑誌を見た
人に聞いた
釣具屋さんで聞いた
などなど・・・

色んなきっかけがあると思いますが、それを見聞きして来た人のほとんどが、ゴミを捨てなければこの問題は発生しません。

釣り場でゴミを捨てる人をよく見かけますが、拾う人をあまり見たことがありません。
人が出したゴミまで拾う人はそうはいません。
現状、ゴミを捨てる人が多数派で拾う人が少数派
この構図を逆転できればゴミはなくなります。
逆転できなくても、釣り人がゴミを出さなければ、綺麗な釣り場が維持できます。

去年、私の知っている島が雑誌に紹介されました。
連日釣り人が押し寄せ、釣り場にゴミが溢れました。
この島の住民は年配の方が多く、島に産業もありません。
釣り人が来ることで島になんのメリットもありません。
ゴミを撒き散らす釣り人を排除しようという動きになりました。
私一人の力は微々たるものですが、地元の方に協力していただき、島の清掃活動をさせていただきました。
すると、徐々に島のゴミはなくなり綺麗な海辺になりました。
これは、この島・ポイントを大切に思ってくださっている人たちの力で、ここまで出来たんだと思います。

もう一度言います

「釣り人の質が問われています」

釣り場情報を発信した者の責任
そのポイントを公開するにあたっての「リスク」を考える
情報提供することで、何らかのメリットを得ているのであれば
その地域に貢献できる何かをしないと維持できません。
寄生虫のように、その場所が枯れれば、次の場所へ・・・みたいなことではダメだと思います。
法に触れなければなにをやってもいいのではなく、情報発信したことにより起こりうるリスクを最小限に抑える行動も必要だと思います。
釣り人の質を上げる情報発信をして、釣り人ひとりひとりが当事者意識を持たせるようにしないとこのままでは釣りができなくなってしまうと思います。


長々と書きましたが・・・

私の基本的な考えは
汚いところで釣った魚を、家族に食べさせるのはイヤ!
趣味である釣りが楽しめるように釣り場の清掃をして、地域の方に迷惑をかけたくない・・・です。

もともと釣り場にゴミがなければゴミは捨てられません。
釣り場にゴミを出さない!


私の行動は少数派のやることかもしれませんが、いつかこの行動が多数派になることを信じて・・・