アヴェルホアに来ると死は常に隣り合わせ
いつでもいっしょ どこでもいっしょ
私の、最高の友達
普通のスライヤーはほとんど攻撃してこないから近づくのにもだいぶ慣れたけど、ジェノだけは無理
対面すると心臓がドキドキしちゃう…これって、恋？
わ～わ～ってみんなで逃げ回るのが何気に楽しい
鬼ごっこしてるみたいで
しかし次から次へとみなジェノの餌食となり
バッタバッタと死んでいくベテランと思わしき方々
私は頑張って逃げた
みな死んでいき、いつの間にかぼっちと化していた私は
気付いた時には一人荒野に佇んでいた
…そして討伐を諦めた。
これは無理ゲーってやつだ
ヴェルまでは結構なんとかなるのにね。
ジェノは絶対おかしいね
あの体力の持ちようは狂気の沙汰
減らないゲージ
重くなるまぶた
痺れる指
眠気を紛らしたい人々によって流されていく白チャの嵐
凍りつく画面
再接続の文字
協奏曲を奏でる腹の音
台所に向かう足
痺れる指で開ける、いなばタイカレー缶のふた
レンジから漂うサトウのごはんの香り
パックごはんの便利さを噛みしめる
真夜中に食べるカレーは美味しい
そして私は再びジェノ討伐を諦めた。
普通に数時間はかかるよね、倒すのに
でもドキドキしたいからまたアヴェルホアに行っちゃうの。
これってやっぱり……恋かな
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