信望(しんぼう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

おねがいドキドキ 信望(しんぼう)

 蔵の宝より身の宝、身の宝より心の宝。

 この言葉は、サムライ(武士)の心や生きる姿勢を表したモノであり、それを実践することで周囲からの信望(しんぼう)も生まれる、という考え方を示したものです。信(しん)とは、嘘を言わない、まこと、思い込んで疑わない等のこと。また、望(ぼう)は、遠くを見やる、願う、人々から仰がれること等を意味します。

 

 信望(しんぼう)とは、誠実で真摯な姿勢や行いが人々から敬われることです。

ニコニコ目
 いっとき、“品格”という言葉が流行りました。

 国家の品格、議員の品格、女の品格、男の品格、シニアの品格、親の品格、横綱の品格・・これら全て書店で並ぶ本のタイトルですが、探せばまだまだあります。

 

 品格とは、一言でいえば、優れた気品ですが、信望に通ずる言葉だと思います。心のありようが、外に醸し出されるものが品格であり、信望につながるのでしょう。