生存(せいぞん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ふたご座ラブラブ 生存(せいぞん)

 戦後世代の日本人は、我が国はもとより世界中が、ほんの77年前まで第二次世界大戦の戦火にまみれていたことを、もはや実感としては理解できない。

 

 世界に目を向けると、ロシアの侵略戦争によって戦火にまみれているウクライナ、その動静を眺めながら、台湾侵攻を虎視眈々と狙う中国。人類とは、何と愚かな生き物か。広大な宇宙の中で、青く輝く地球という惑星の上で生存(せいぞん)している人類。21世紀の現代に、領土拡張のために必死に軍拡を行う覇権国家が存在することは、本当に脅威です。自国の利益のために他国を核兵器の脅威にさらすのは愚の骨頂。独裁者は、それが如何に愚かな行為なのか気付かない。人類を脅かす最大の敵は、自分達であることに気付かない。生(せい)とは、生きていく、命のある間、成長する等の意味です。また、存(ぞん)は、ある、生きている、考える、心にもつ等の意味です。即ち、生存(せいぞん)とは、そこに生きている存在、さらには生きている意味や価値を思いながら存在することです。

 

 戦後世代の日本人は、今の日本の平和が、過去から現在まで、綿々と続いてきたような錯覚をしていないでしょうか。そんな中、安倍晋三元総理が、奈良県での選挙遊説中、テロの凶弾に倒れました。許されない暴挙です。日本にとって、名宰相であった安倍氏を失ったことは、今後の日本の政治、経済、社会にとって大きな痛手であると感じています。この不幸な事件の情報は、我が国はもとより世界中に流れ、安倍氏と親交のあった多くの政治家や国々から、哀悼の意が多く寄せられている所です。

ドクロアセアセ
 世界を見渡すと、そこには覇権主義とか独裁専制主義とか、自己中心で他を顧みない邪悪な存在があることに気がつきます。

 

 現実世界では、国家レベルでの犯罪行為も少なからず目に付きます。日本あるいは日本人は、こういった現状認識の上で、性善説・性悪説の両面から、世界とりわけ近隣の独裁専制3国に対峙していかなければ、日本という国を子々孫々までつないでいくことは極めて困難です。それは、お花畑の住人であることは許されないと言うことです。

 

 私達日本人は、世界のパワーバランスがどうなっているのか、現実から目を背けてはなりません。その上で、日本を如何にして守り抜いていくのか、憲法改正や防衛力強化などの基本的対策を講じながら、個別の問題解決に同時並行で取り組んでいくことが必要です。そう考えませんか。