因果(いんが) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

おねがいキョロキョロ 因果(いんが)

 

 因果応報(いんがおうほう)という四文字熟語があります。その意味は?

 ネット上のgoo辞書(http://www.goo.ne.jp/ )では、次のように解説をしています。

  • 人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。もともと、仏教語。行為の善悪に応じて、その報いがあること。現在では悪いほうに用いられることが多い。「因」は因縁の意で、原因のこと。「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いのこと。

 私達の日常を見てみましょう。絶対人の悪口を言わない人、そんな人いるんですね。

 その一人が、大リーグを現役引退後にニューヨーク・ヤンキースGM特別アドバイザーを務めている松井秀喜氏。中学二年生の時、人の悪口をいっていて、父親から、「人の悪口を言うような下品なことをするんじゃない。今、ここで二度と人の悪口を言わないと約束しなさいと…。」松井氏は、それ以来、僕は人の悪口は言ないと断言しています。(http://iinee-news.com/post-3063/)松井氏の人生を見ればわかりますが、まさに、順風満帆。絶対に人の悪口を言わない松井氏の事を、悪く言う人はいません。当然のこととして、他者からの人望も厚く、彼を取り巻く人達の強い信頼を得ています。良い意味の、因果応報でしょう。

 

 さて、因果(いんが)です、因(いん)は、事の起こることetc.の意味となります。また、果(か)には、原因・因縁によって生ずるもの、決断するetc.の意味があります。即ち、自分の言動が自分自身にどのように跳ね返ってくるかは、自己責任という事になるわけです。

 

 自分の人生を大切にする、そのために努力する事柄を一点あげるとすれば、松井秀喜氏が実践している、絶対に人の悪口を言わないこと。