沈黙(ちんもく) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日の言葉は、沈黙(ちんもく)です。

 

 “沈黙(ちんもく)は金”という言葉がありますが、どのような意味なんでしょうね。ちょっとネット上のweblio辞書(http://www.weblio.jp/)で調べてみると・・・沈黙することには金にも例えられるほどの価値がある、という意味で用いられる語。これは「言わぬが花」にも通じる含蓄といえる。英語にも「Speech is silver, silence is golden」という格言がある。

 

 さて、沈黙ですが、沈(ちん)は、沈む、沈める、元気をなくす、軽々しくしないetc.の意味があるそうです。また、黙(もく)には、ものを言わない、だまるetc.の意味があります。沈黙(ちんもく)とは、例えば、沈思黙考して、慎重に発言する。あるいは、黙っていて発言しない。そんな状況を表すのではないでしょうか。

 

キャンバス 足軽どん

 実は、私と家内は、残念ながら、趣味も関心事も殆どといって共通点がありません。当然、会話はかみ合わないんですよね。つまらない事では、私は、猫が大好き。妻は、猫が苦手。私は、世の中の動き、とりわけ政治・経済・社会情勢などに強い関心がありますが、妻は、殆どと言っていいほど無関心。関心のあるのは、日本の歴史や文化。こんな事で、自分の関心事をペラペラ話すと、相手は、それに相槌を打つどころか不愉快になりますよね。まさに、沈黙は金。ちょっと、寂しい気もしますが、これだけ趣味・関心事が違うと、夫婦円満のコツでしょうか。