歴史(れきし) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

土偶ちゃん政宗

 今日の言葉は、歴史(れきし)です。

 

 米国のスタンフォード大学の西鋭夫教授の講演を、聞いたことがありますか?私は、何度か聞いたことがあります。彼によると、自国の歴史(れきし)を語れない人物は、諸外国では、それだけで尊敬されないといいます。確かに、日本人が自国の歴史を誇りをもって語れないとすれば、馬鹿にされてもしかたがありませんね。ただ、わが国の歴史教育は、私自身の経験でも、非常にお粗末なものだったと感じます。義務教育の小・中・高と日本の歴史は、いつも原始時代から始まり、時間切れで近現代史、まして戦前戦後の歴史はほとんど教えない。教師に教える素養がないのか、それとも巷(ちまた)でいわれているようにわが国が先の大戦に敗北してGHQ(占領軍)である米国の元で自虐史観を徹底的に洗脳された結果なのか。日本の戦争責任だけを問うような教育がはびこってきた気がします。

 

 さて、歴史(れきし)ですが、歴(れき)とは、次々と通り過ぎる、経過する、一つ一つ順を追っていく、超える、飛び越えるetc.の意味があります。また、史(し)とは、出来事を書き記した書。時の変遷、過去の記録又はその過程etc.の意味があります。即ち、歴史(れきし)とは、時の経過に伴って起きてきた出来事を、順をおって記録したもの。そういった意味になる訳です。

 

嘘!lie

 歴史問題と言えば、近隣諸国である中国や韓国が振り回す史実に基づかない捏造された歴史のような物語があります。ただ、これらの国にとって歴史は、王朝が変わるたびに書き直すもの・・そんな妙な認識があり、歴史は真実を記録するものではないらしい。これでは、日本人が史実をもとに歴史を語ろうとしても、中国・韓国とは、かみ合うはずもありません。そういった問題がある中で、私達一人一人は、何を心掛けたらよいのか。それは、事実の積み重ねである歴史をしっかりと学ぶことにつきます。私は、そういった意識から最近、上智大学名誉教授・渡部昇一先生の「~よく分かる読む年表~ 日本の歴史」(ワック株式会社刊)という小冊子を購入して読み始めたところです。