潮時(しおどき) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

玉乗り年輪

 今日は、潮時(しおどき)という言葉です。


 物事には、もうそろそろ止めにしようか・・と思うような場面、いわゆる潮時(しおどき)があります。言い方を変えれば、引き際とでもいったらわかり易いでしょうか。自分自身の事でいえば、卑近な話では、いくら練習しても、又、研究しても一向に上達しないゴルフ。引き際かな?なんて、思ったり。また、人間も限りある生命の炎を燃やしながら生きている動物である以上、ある時期がくると、いやでも人生の潮時を迎えます。日本の人口は1億2000万人。いろいろな生き様があるでしょう。生きつくしたと感じた時が、人生の潮時でしょうね。


 さて、潮時(しおどき)ですが、潮(しお)とは、ころあい、ある事をするのに適した時期etc.の意味です。また、時(とき)は、過去から現在へ、更に未来へと、とどまることなく移り流れていくと考えられる現象、月日の移り行きの形etc.の意味となります。潮時(しおどき)とは、悠久の時間の流れの中で、ある決断をしなければならないタイミングを意味するようです。


時計5時

 たまたまこのブログをご覧頂いている皆様。皆様の人生は、どのような時間軸の中にあるのでしょう。希望に満ちた未来に向かっていますか、それとも、乗り越えなければならない壁にぶつかっていますか。いずれにしても、皆様お一人お一人の時間軸の中で、それぞれの人生を生きている訳です。長い人生の中には、いろいろな課題に直面することでしょうが、その都度、一番良い潮時(しおどき)を意識しながら判断をしていけば、大きく道を外すことはないと思います。頑張りましょうね。