偶然(ぐうぜん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

魔法あ
 今日の言葉は、偶然(ぐうぜん)です。

 世の中には、思いもかけない事、あるいは偶然(ぐうぜん)というにしては、余りにも出来過ぎた事件や出来事が、数多く見受けられます。私の周囲を見回してみると、何故か、私と同じ血液型のB型の人達が多いとか、春先になると必ず体調を崩すとか(・・これはチョット違います?)、遠く離れていた兄弟姉妹の事を考えていたら突然電話がかかってきたとか、この広い東京で、金沢に住む友人が東京駅を歩いていたところに遭遇するとか、とにかく誰かが仕組んだのではないかと思われる程、不可思議な出来事が多いのではないでしょうか。

 さて、偶然(ぐうぜん)です。偶(ぐう)には、二つ並ぶ、対になる、仲間、人形etc.の意味があります。“対になる”という意味は、意味深長ですね。次に、然(ぜん)には、そのまま、しかるに、しかりetc.の意味があります。偶然(ぐうぜん)とは、なるべくして成った、あるいは起こるべくして起きた。そんなニュアンスを感じます。偶然とは、予期できないような仕方で物事が起きる事です。

化けUFO
 テレビ番組でも、よく霊現象とか、UFO(未確認飛行物体)とか、古代文明とか、あるいは紀元前の時代には絶対にありえない高度な技術を示すオーパーツと言われる場違いな品々etc.説明がつかない現象や過去の遺跡をテーマにした番組が企画放送されることがあります。これは、今の人類の科学や文明で説明できないというだけの話であって、現実に起こっているとすれば、何らかの原則があるはずです。アインシュタインの相対性理論もそうでしょう。絶対的な時間が単独で存在しているわけではない、つまり「時間」は「重力」や「速さ」の影響を受けるということ。映画や小説の世界で皆様ご存知のタイムマシンは、理論上は実現可能だという事です。世の中の不思議は、いつか不思議ではなくなるのかもしれません。