春眠(しゅんみん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

桜ぐう
 今日は、気が早いようですが、春眠(しゅんみん)という言葉です。

 “春眠(しゅんみん)暁を覚えず”といえば、ポカポカ陽気の春の日差しを思い出させますし、心地よい眠りを、いつまでも楽しんでいたい...そんな時間も思い出します。この言葉は、中国は唐の時代の詩人・孟浩然の「春暁」の冒頭の一節「春眠不覚暁」で、「春の夜はとても眠り心地がよく、朝が来たことにも気付かず寝過ごしてしまう」という意味です。1月は、暦の上では春。もうすぐ2月ですが、まだまだ寒い日が続いています。関東地方では、昨年のケースでは、2月に数回、大雪が降った頃、梅の蕾も膨らみはじめ一斉に開花を始めた記憶があります。

 さて、春眠(しゅんみん)ですが、春(しゅん)とは、四季の一つ、はる、血気盛んな年頃、年月の流れetc.を意味します。また、眠(みん)とは、目を閉じて休む、ねむい、休眠etc.の意味があります。“春眠(しゅんみん)とは、血気盛んな時期を控えて体力を温存するための充分な睡眠の事をさすのでしょうか?

♪フキダシ-悲しい
 何か楽しい事、無いですかね?ストレス社会という言葉は、巷で言い古された言葉です。人間、一人では生きていけない。かと言って、大勢集まると、楽しいことがある反面、軋轢や摩擦も生まれる。とにかく、いろいろな人が、いろいろな生き方をしている。そんな中に身を置いて、ストレスがたまらない訳がない。そうは言っても、人生楽しい方がいい。自分自身の心のもち様としては、なるべく他人のストレスを共有しない。それではどうしたら良いかと言えば、その人から、一定の距離を置いて、できるだけ客観的な立場に身をおく。外交関係でいえば、日本は、反日国と言われる中国や韓国・北朝鮮と一定の距離感を保ちつつ、外交関係も最低必要限に留める。個人の人間関係と外交では、例えとしては比較の対象として不適当化もしれませんが、当たらずと言えど、遠からず...ではないでしょうか。