内面(ないめん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

おたふくドキドキ
 今日は、内面(ないめん)という言葉です。

 昨日のこと。家内の知人の家に、頂き物のおすそ分けにお邪魔したときのこと、久々にあったその奥さんが、車窓の外から、私の顔を覗きこんで、”あら、未だ綺麗ね!”と...。何をいっているのか、この人はと思いましたが、年齢の割には、顔にも艶があって若く見える、といった意味だったらしい。人は、年齢を重ね老化が始まると、確かに、皺も増え、白髪も増え、皮膚にはシミも出たりと外見的には、当然の事として、美しくなくなってきますよね。それにしても、この言い方は、余りにストレート。女性なら心の傷になるところかな。ただ、私が心掛けたいのは、年齢を重ねるごとに内面(ないめん)のブラッシュアップ。勿論、外見的にも若く見えるに越した事はありませんが。

 さて、内面(ないめん)ですが、内(ない)の意味は、一定の範囲のうち、家の中、仲間うち、納めるetc.となります。面(めん)は、人の顔、顔につける被り物、ある事柄に着目する方向etc.の意味となります。従って、内面(ないめん)とは、人の外見からは分からない心の中、そんな意味になるのでしょう。

リトルワールドアップ
 私達は、とかく外見の美しさや豪華さに目を奪われがちになりますが、こと人間に限って言えば、外見だけで判断すると大きな間違いを犯すことがあります。人間の美とは、外見の美しさもありますが、内面の美が外に溢れ出して外見の美につながる場合もあります。また、外見だけ美しくても、内面がドロドロしている場合もあるのでしょう。話を元にもどしますが、人は、年を重ねるたびに美しくなるものがある。それが精神的な成熟による、内面の美。こんな事を考えながら、生きていけたら良いですね。