農業(のうぎょう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ニコニコ4
 今日の言葉は、農業(のうぎょう)です。

 今朝の日本経済新聞のトップ記事は、東日本大震災で被害を受けた宮城県沿岸部に、最先端技術を実用化するための大規模農場をつくる、というものでした。敷地はなんと東京ドーム50個分。12年度以降の政府予算で、6年間で40~50億円、民間資金を合わせると100億円規模のプロジェクトになりそうです。私見ですが、この実験が成功すれば、被災地のみならず、日本農業に革命的な変化をもたらすかもしれません。試験農場では、米や麦、大豆などのほか、果樹や野菜を栽培。農作物や農地の水分・肥料の状況を正確に把握するため、センサーシステムや、収穫した農作物をコンテナに詰めるロボット、農薬の代わりに発光ダイオード(LED)を照射して病害虫を防ぐ先端技術の採用etc.。

 さて、農業(のうぎょう)の意味です。農(のう)とは、言うまでも無く、田畑を耕して穀物や野菜などを作る事、またその作業に携わる人を意味します。業(ぎょう)とは、暮らしの手立て、行為、仕事等を意味しますが、業(ごう)と読むと、”業をにやす”の言い方からも分かるように、人の”こころ”を表す場合もあります。農業(のうぎょう)とは、田畑で野菜などを作る生産活動を意味することになりますが、それは、農業にたずわわる人達の暮らしの手立てなんですね。話が飛躍するようですが、EPAの議論は、農業者の生活に関わる議論でなければならないし、農業の未来が開ける方向の議論でなければならないと思います。輸出産業である自動車とかメーカーの意見に引きずられること無く、わが国の一次、二次、三次それぞれの産業分野全体を視野においた議論が望まれます。

乙丑なえ
 私が農業に意識を向けるのには、一つ理由があります。勿論、今まで言われているような食料安保とか、TPP論議とか、農業従事者の高齢化と後継者不足に拠って縮小する日本農業の現状とか、いろいろありますが、実は、それとは別に、Facebookで知り合った熊本県菊池市の製茶に携わっているNさんの農業への真摯な姿勢に影響されている部分もあります。Faceboo名は、お茶の旭志園http://www.facebook.com/home.php#!/kyokusien ついでの折りに覗いてください。