着実(ちゃくじつ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日の言葉は、着実(ちゃくじつ)です。


 初めに着(ちゃく)の字からです。身につける、行き着く、落ち着いている・・そんな意味がありますが、面白いのは、囲碁で石をを打つことも意味します。例えば、第1着をおろす、あるい敗着(はいちゃく)といった場合には、負ける原因となった石のことを指します。次に、実(じつ)という文字です。この文字は、草木の実のことを指しますが、他に、中身が備わっていること、真心、誠等の意味も有します。


 それでは、こうした意味をもつ、着(ちゃく)と実(じつ)の組み合わせが、何を生み出すのか。私たちが何かに取り組むときの姿勢として、着実(ちゃくじつ)であることを求められることがありますが、それは、囲碁の盤面に向かっている棋士のように、一手、一手に神経を集中させ、心から内容のある行いをすること。それが着実ということの意味だと感じさせます。

ドキドキ

 着実(ちゃくじつ)という言葉を、辞書で調べると、浮ついたところが無く、確実に物事を行うこと、とあります。例えば、着実な進歩、着実に業績を伸ばす等と使います。金のなる木は無いといいます。人生を大切にする人達は、天才と言われる人ですら、着実な努力の積み重ねの中で、成功を手にしていることが分かります。あの一郎ですら、人の何倍も努力を続けていることは知られているところです。着実な取り組みが、成功への近道です。