企画書 洗浄済み写真のデジタル化 | +-

企画書 洗浄済み写真のデジタル化

企画書
「思い出は流れない 写真救済プロジェクト」洗浄済み写真のデジタル化


1.企画の背景
 2011年3月11日の東日本大震災では、津波によって多くの思い出の写真が流されました。
 私たちは、見つかった写真を洗浄することで、できるだけ奇麗な状態に保ち新しいアルバムに入れて持ち主の元に戻す活動を3月下旬から続けてきました。
7月下旬時点で推定100万枚の写真を洗浄する目処が立っています。
しかし、見つかった写真が持ち主の元に戻っているかというと決してそうではありません。
一枚でも多く思い出の写真を持ち主の元に戻したいという思いから、本企画を立てました。

2.企画の目的
発見された写真をデジタル化することによって、一枚でも多く思い出の写真を持ち主の元に戻すことができるように手助けすることを目的とします。

3.デジタル化の必要性
 現在、気仙沼市内で瓦礫撤去などの際に発見された写真は、気仙沼市唐桑体育館(気仙沼市唐桑町馬場181-1)一箇所に集められ推定100万枚あります。
唐桑体育館では、発見された写真の汚れを落とし新しいアルバムに入れて展示しています。
唐桑体育館は、市内からは約10kmあり車が必要な場所にあります。展示時間は、9時~16時。
私たちは、市内各地域に専任スタッフ、写真の入ったパソコン、写真をプリントするプリンタを配置することで、唐桑体育館に来なくても写真を探すことができる環境を整えたいと考えています。
そのために、津波で流された写真をデジタル化する必要があります。 

4.デジタル化の方法
デジタル化は写真の状態により、2つの方法で行います。
比較的状態の良い写真は、スキャナ(300dpi)でパソコンに取り込みます。 
状態の悪い写真は、複写台で接写しパソコンに取り込みます。

5.デジタル化の作業場所
 気仙沼市内とします。

6.スタッフ
 デジタル化に関わるスタッフには、雇用を生み出すために気仙沼市民を考えています。
 デジタル化に必要な技術や知識は、スタッフのスキルに応じて習得していきます。

7.必要な機材
 当面はデジタル化に必要な機材が必要になります。
・スキャナ 5台
・ノートパソコン(CPU:Core 2 Duo、2.1GHz以上、メモリ2GB以上 HDD:1TB)5台
・外付けハードディスク(1TB)バックアップ 5台
・プリンタ 3台
・プリンタインク 必要に応じて
・写真専用印画紙L判 必要に応じて

以上