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今日ご紹介するのは、「里見八犬伝」(1983年)である。前回に引き続き、東映+角川作品で、監督は深作欣二。滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』に新解釈を加えた鎌田敏夫の『新・里見八犬伝』の映画化である。主演は薬師丸ひろ子と真田弘之。そういえば、私の妻が当時、真田弘之のファンで…という話はもういいよね。



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東映+深作欣二と言えば、「柳生一族の陰謀」を思い出すけど、これに角川とファンタジーが加わると、こんな絵になる。



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角川映画では1978年の「野生の証明」以来、もうお馴染みとなっている薬師丸だが、それでもこのときまだ10代だけに初々しい。


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それをかき消すかのような恐ろしい顔の夏木マリには最優秀助演女優賞を差し上げたい。キスシーンまである息子役の目黒祐樹を食うほどのキャラはこの映画の作風にぴったり。




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ヌードも披露して熱演します。



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八犬士たちには真田のほか、千葉真一、寺田農、志穂美悦子、京本政樹、大葉健二、福原拓也、苅谷俊介。



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個人的には志穂美悦ちゃんの出演が嬉しい。萩原流行とのキスシーンもあります。まあこのほか、京本政樹の妹役に岡田奈々、伏姫の声だけの出演で松坂慶子など。


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洞窟内のシーンは「レイダーズ」を思わせるが、それにとどまらず、「スターウォーズ」の真似もしてました。2時間15分くらいの長い映画だが、里見家の姫と八犬士との出会い、その一人との恋などそれなりのストーリー展開で楽しめるため、クライマックスのアクションシーンがあっけなく感じるほど。


当時、薬師丸目当てで見たか、悦ちゃん目当てで見たかで、何となく好みが分かるね。結果的に夏木マリにドキドキした若者もいたかもしれないけど。



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