今日ご紹介するのは、フランク・クレイマー監督の「サルタナに逢ったらお前の死を祈れ」(1968年)である。記念すべきシリーズ1作目であるが、よく考えると全部で5作品が製作されているとか言われても、どれも日本で紹介されてないんだな。マニアの方たちはいろんな方法で入手されているようだが、唯一、4作目の「サルタナがやって来る 虐殺の一匹狼 」は日本語盤DVDが出ていて、これがなかなか面白い。
「砂塵に血を吐け」では脇役かつ悪役だったサルタナは主役に躍り出る。 ジャンニ・ガルコの出世作となった。
出番はそんなに多くないが、存在感たっぷりのクラウス・キンスキー。
敵のラスキーを演じた、ウィリアム・バーガー。「血斗のジャンゴ」で彼と一緒に出演していたジャンニ・リッツォも登場する。
主人公を助ける小うるさい爺さん役にはフランコ・ペッチェ。4作目の爺さんとは別の俳優です。
イヴリン役にはハイディ・フィッシャー。マカロニウエスタンは容姿優先で演技派いまひとつの女優がいろいろ出てくるので、彼女もTV出演が中心のようである。
バーの女にはサヴィーヌ・サン。こちらは、「アマゾネス」などに出演する肉体派女優だ。お色気画像はたくさんあるけど、やめておきます。
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映画で一番印象深いのは、ピエロ・ピッチオーニの音楽で、これは買いです。非常にメロディアスかつアプローチもユニークで、いつまでも耳に残る。この作品がシリーズ化される大きなポイントになったのではないだろうか。
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