今日の映画は、オリバー・ストーン監督の「JFK」(1991年)である。最初見たときに、「力作だとはいえ、長すぎるな」という印象を持ったのだが、久しぶりに見て、やはり同じ感想であった。でも、ディレクターず・カット版は200分を超えているらしい。好きな嫌いかはともかく、この監督らしい力の入れよう、凝りようである。



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主演はケヴィン・コスナー。ドキュメンタリータッチを強調するためにモノクロもふんだんに取り入れたこの作品は、出演陣の違った一面を見せてくれる映画でもある。



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トミー・リー・ジョーンズも他の出演作とは違う雰囲気だし、ジョー・ペシやゲイリー・オールドマンなども新鮮だ。



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個人的にはいつまでも「キャリー」のイメージで見てしまう、シシー・スペイセク。



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ケヴィン・ベーコン、ジェイ・O.サンダース、マイケル・ルーカーなど若手・中堅の出演シーンは多いが、短い出番ながら存在感を示すベテラン勢の醸し出す重厚感がやはり印象的だ。ドナルド・サザーランドしかり、



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ウォルター・マッソーしかり、


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ジャック・レモンしかり。私の世代には何とも贅沢な気分すら覚える配役だが、とにかく出てくる人も多いが、この事件の陰謀自体が複雑で奥深いということなんだな。ケネディ殺しの犯人はオズワルドではないという原作の推論に加え、その陰謀の大きさ、複雑さをストーン監督ならではの考証で表現すれば、まあ3時間では到底言い尽くせないよ、とでも言わんばかりである。



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最後のコスナーの長い長い大弁舌だけでも、監督の情熱は十分伝わります。



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